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幸せのこころとかたち
やっぱり幸せって続けることによって、得られるものだと思うんです
何を求めるかではなく
仏教では、この現実世界のものを諸行といい、心の世界を諸法といいます。私たちは諸行のものに価値を置いて、価値のあるものを手に入れたら幸せになれると思っています。

しかし、諸行のものは無常だから、どんなに価値のあるものを手に入れて、その時は価値のある人間になったとしても、無常によって価値のあるものを失うと、価値のない人間になってしまう。

だから、無常のものを求め続けることは無意味なことなのに、無常が来るなんて思ってないから、諸行のものを集め続けています。しかし、仏教を学ぶと、幸せや苦しみは諸行のもので決まるのではなく、諸法で決まると知らされます。

だから、何を求めるのかが大事ではなく、どんな心で生きるかが大事だと分かる。だから、日々の心の種まきに注意して、幸せを生み出すような心をいつも起こしていたいと思うようになります。 

心の種まきを問題にするようになるのが仏教。いつも心に目を向けて生きてゆきたいですね。
無明の闇
私たちの魂は死んだらどうなるか知っている。それがあまりにも不安で恐ろしいので、それを闇で覆い隠し、死んだらどうなるか分からなくさせることで安心している。

だから、死という恐ろしい未来があったら、今も心が不安で居ても立ってもおれないのに、死んだらどうなるか分からないから、死んだら死んだ時だと安心して、死を考えることを先へ先へと追いやってゆく。

この死んだらどうなるか分からなくさせる心を無明の闇といい、無明の闇があるから、本当に死ぬその瞬間まで死を考えることなく、死はいつも突然やってくる。この無明の闇こそ、死を一大事にさせている心。何故なら何の準備もせずに、死んでしまうからだ。

この無明の闇がある限り、人はみな臨終で後悔と恐れを起こしながら死んでゆかなければならないのです。


臨終に己の悪が見えるのは
人は、死を目の前にすると、人生の中で悪いことをしたことが思い出されるという。でも、どうして悪いことが思い出されるのでしょうか?

私たちが悪い人間だから、悪いことを思い出されるのではないと思います。

私たちは生きている時は自分は正しいという我の上に立っています。だから、正しい所に立って、相手が傷つくことを何とも思わずに否定してきたことも何度もあったと思います。

この正しい所に立って相手を否定する心は、自分が正しい時は、否定する刃は相手に向いていて、自分を傷つけることはなかったのですが、死を目の前にして我が崩れると、正しい所に立ちたい一心で、自分の悪を見て攻撃を始める。つまり、自分が悪いことをしたから、悪いことが思い出されるのではなくて、正しい所に立ちたいから、自分の悪を見つけて攻撃するのです。

悪を攻撃している間は正しい自分でおれる。そんな無意識の思いから、自分の悪を否定し苦しむ。人は悪人だから、悪を攻撃するのではなく、善人に立ちたいから、悪を攻撃するのですね。
人はなぜ苦しむのだろうか
人はなぜ苦しむのだろうか?

自分の心を深く見つめている人は、自分が苦しむのは心で悪いことを思うからだと思っています。

確かに悪を思えば、その報いで自分は苦しみます。でも、それ以上に自分を苦しませるものは、悪いことを思った自分を責めることです。

私たちには悪いことはしてはいけない、正しいことをしなければならないという気持ちがあります。その心が自分を見たとき、自分の悪に対して容赦ない刃となって自分を責めるのです。

悪はもちろん良くないものですが、悪を思うのも人間。そんな自分に対して優しくなれたら、人は苦しまなくて済むのだと思いました。
見捨てる、見捨てられる世界
私たちは見捨てる、見捨てられる世界の中に生きています。思い通りにならない相手は見捨てる、悪人は見捨てる。このように人を簡単に見捨てるから、自分も見捨てられるのではないかという不安が起きます。

だから、価値のある所にしか立てなくなる。価値のある所に立っているからこそ、自分は簡単に見捨てるが、見捨てられるという不安を感じなくて済みます。

しかし、臨終になると、すべての価値を失う。だから、価値のある自分から、価値のない自分になってしまう。私たちはこんな現実を見たくないから、悪を責めて価値のある所に立とうします。それは他人でも自分でも関係なく悪を責める。

だから、死を目の前になると、自分の悪いところばかりが見え、自分を責めずにはおれないのです。

私たちは価値のない裸の自分をまともに見ることはできない。だから、自分を責めてでも価値のある所に立とうとするのです。これが未来の地獄を生み出す。

人はこの見捨てる、見捨てられるという世界から抜け出さない限り幸せにはなれません。

この不安がある限り、この不安を見ないように自分をも簡単に悪人にして責めてしまうのです。


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