アレンジメント
幸せのこころとかたち
やっぱり幸せって続けることによって、得られるものだと思うんです
自分が死ぬと思ってないからどんな悪を造っても平気でおれる
人間いよいよ死んでゆかなければならないとなると、自分の行く先が問題になる。
死んだらどこへ行くのか?
できれば、幸せな世界に生まれたい。この行く先は何が決めるのか。その時、私たちは今まで見ることはなかった自分の心に目を向ける。それは心で何を思っているのか。それが自分の心の世界を生み出してゆくから。
だから、死を目の前にすると、自分の心でどんなことを思ってきたか、それが問題になる。
では、死を目の前にして私たちはどんな心が見えるのだろうか。
それはいつも自分の欲を優先して思いを通してきた為にどれだけ他人を傷つけてきたか。また、思い通りにならない時は腹が立て、悪いのはいつも他人のせいだと、どれだけ他人を責めて苦しめてきたか。そして、いい人と思われたくて、他人前ではいい格好をしているが、心の中では他人には言えないような醜いこと、汚いこと、恐ろしいことを思い続けている。そんな心が相手に分かったならば、相手は自分のことをきっと嫌いになって離れてしまうのに、相手は心が見えないことをいいことに、そんなことを思いながら、ニコニコと他人に接してきた。そんな醜い愚痴を抱え続けてきたことが見えてくる。
自分の心に目を向ければ向けるほど、ろくな種まきをしていないことが知らされ、こんな心では自分の後生はどうなるのだろうかと恐れおののく。
心が世界を生み出し、自分の行く世界を決める。死を目の前にした人は、自分の行く先が不安になり、心を問題にせずにはおれなくなる。
私たちは死ぬまで、自分が死ぬとは思っていない。それはいつか死ななければならないと思ってはいても、それはまだまだ先のことであり、そうやって死を遠くに追いやることで、自分が本当に死ななければならないなんて、考えることなく、毎日過ごしている。
だから、死ぬとは思っていないし、死後が問題にならない。そして、死後が問題にならないから、自分の心に目を向けることもない。
その為、自分の心でどんなに汚い欲、恐ろしい怒り、醜い愚痴を起こしていても、気になることもなく、毎日当たり前のように悪を造り続けている。
まさに後生は一大事なのだが、本当に死ぬまで、心に目を向けることはない。
これが仏教で教えられる後生の一大事なのである。
【2019/03/15 09:00】
|
全体
|
TRACKBACK(0)
|
COMMENT(0)
|
<<
まわりの人は自分の分身
|
BLOG TOP
|
想像の死と実際の死は違う
>>
この記事に対する
コメント
この記事に対する
コメントの投稿
NAME▼
MAIL▼
URL▼
SUBJECT▼
COMMENT▼
PASS▼
SECRET▼
管理者にだけ表示を許可する
|
BLOG TOP
|
この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→
http://heiseibukkyou.blog99.fc2.com/tb.php/2624-bd564c9e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール
Author:上田祥広
管理サイト
浄土真宗講義
最近の記事
他人と比べる心から離れる (12/06)
見る方向によって心も変わる (12/05)
感情を受け止めてもらう (12/04)
使っている物を大事にして、次の世代に引き継いでゆきたい (12/03)
一人になるために生きている (12/02)
ブログランキング
最近のコメント
幸せのこころ:自分のペースで仏法を求める (07/05)
:自分のペースで仏法を求める (06/18)
幸せのこころ:後生は一大事なのである (02/07)
幸せのこころ:これから人と一緒に暮らすと考えると怖くなるのですが、なぜ怖いと感じるのでしょうか? (12/10)
Payday Loans:これから人と一緒に暮らすと考えると怖くなるのですが、なぜ怖いと感じるのでしょうか? (12/10)
:相手を通して自分の心の影を見ているだけ (10/21)
幸せのこころ:相手を通して自分の心の影を見ているだけ (10/18)
カテゴリー
全体 (2852)
整理 (3)
仏語解説 (14)
因果の道理 (2)
心に残った言葉 (1)
FC2カウンター
ネットサーフィンの鉄人
ブログ全記事表示
全ての記事を表示する
RSSリンク
最新記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS
てくてく…
お友達のブログ
慈風塾
一語癒智慧
管理者ページ
このブログをリンクに追加する
グリムス
ブログパーツ型環境貢献サイト
グリムス(gremz)
http://www.gremz.com
copyright © 2005 幸せのこころとかたち all rights reserved. powered by
FC2ブログ
.