恒沙塵数の如来は　万行の少善きらひつつ　名号不思議の信心を　ひとしくひとへにすすめしむ

大宇宙の数え切れない仏様達は、皆諸善を教えられているが、私たちは智慧のある人から教えを聞かない為に、ただ形だけ善をしているだけなので、真実が分からず、無益の善になってしまっている。この世に智慧ある人がいなければ、どんなに仏法を求め善に励んだとしても、仏法の教えに従った善をしている訳ではないので、その善によって間違ったことが知らされ、仏法が分からない。だから、大宇宙の仏様方は、智慧なき善を少善と言われ嫌われた。しかし、どんなに正しい善をしたいと思っても、智慧がなければ善をすることができない。だからこそ、まず阿弥陀仏から正しい智慧を頂かなければ、私たちは正しい道を進むことができない。そこで阿弥陀仏の智慧を頂く名号不思議の信心を頂く人が現れなければならないのだと勧められたのです。