ふと私の人生を振り返ってみると、私は自分の存在を認めてもらいたいと思って動いていた。それは根底には、寂しい気持ちを抱えていたからです。

でも、どんなに認めてもらいたいと思って動いても、相手は私のことを思うように認めてくれる訳ではない。いや、それよりも一人で行動する癖がついている。だから、一緒にいながら、私の方は一人ぼっちのような感じがした。

最初は寂しいなと感じてきたけれど、これも自分が寂しいからなんだと思って、自分の感情の為に一緒にいるように心がけたら、寂しいと感じていた心も寂しいと感じなくなっていた。

そこで思ったことだが、私は寂しくないのに、なぜ一緒にいるように心がけているのだろうと。でも、いろいろ考えてみたが、それはやっぱりお互い一緒にいることが当たり前だと思えるように生活できるようになりたいからなんだと思います。

私は子どもの時、いつも一人でいたから、いつも人と一緒に過ごすのが当たり前だと思って過ごせるようになりたい。それが私の子どもたちも同じように考えて、一緒に過ごすことが当たり前だし、一緒にいたいと思って欲しい。

それには相手に合わせることも大事だし、合わせすぎても駄目。自然体で一緒にいる。そんな風にならなければならないと思います。

人生にとって孤独ほど寂しいものはない。寂しいくせに、人と一緒にいたら気を遣うから一人になりたいと思ってしまっては寂しい人生を送ることになってしまうと思いました。